SUPER HARD SHOOTING GAME RECCA
タイトル サマーカーニバル
'92烈火
発売 ナグザット
発売日 1992.07.17
価格 4980円
ジャンル 縦シューティング
評価 ★★★★★

  泣きました。クリアした時、本気で泣きました。

  このゲームと出会ったのは2001年の11月くらいです。当時、ネットオークションでファミコンを買う機会が多かった私は、毎日オークションページを見ていました。そうすると、自然にソフトのオークションにおける相場が分かってくるんですね。ある日、いつものようにオークションのファミコンカテゴリを閲覧していると、滅茶苦茶凄い値段のソフトがあったんですよ。裸(箱なし)で「9000円」でした。そのソフトこそ、この烈火だったんです。

  一般で言う「プレミアソフト」の存在は知っていましたが、ここまでの金額とは想像もしていなく、かなりの衝撃を受けました。そこで、「こんな高額になっているソフトはどういうソフトなんだ!」と興味が沸きまして、連日ネットで烈火を調べまくったんです。そうするとこのソフトは、一部でカルト的な支持があることが分かったんです。そんなわけでぜひプレイしたいと思い、高額ではありましたが半年間悩みぬいて、とうとう烈火を購入する事となったのであります。 

  と、前置きが長くなりましたが(笑)まず、このゲームは常軌を逸しています。敵本体が凄まじいスピードで押し寄せてきて、また画面全体に散らばっていきます。あるステージでは「バケツをひっくり返した雨」のごとく、敵が上方から下方に飛んでゆきます。まず物量がハンパじゃないです。そんなわけでモレなく、「超激ムズシューティング」となっております。初プレイでは1面クリアすらまず無理でしょう。

  そんなわけでこのゲームからは、「霊的な何か」「畏怖の念」を感じざるを得ません。それほど怪作であり、また問題作なのです。

  また音楽も凄まじいです。作曲者は塩田信之氏。「テクノ」を主体にかなり乗りの良いものです。作曲者もまさに非凡の極み。怒涛のビートで展開されるユーロビート、トランス。絶妙なところで繰り出されるオーケストラヒット。はちゃめちゃなゲーム内容に素晴らしく合ってます。私はゲーム内容よりも、まず曲でこのゲームを気に入ったくらいなもんで。

  ゲームシステムは、5種類のショット・オプションを、各アイテムでパワーアップさせていきます。同じアイテムを取ると、その武器が強化される形です。

  また、烈火を象徴するシステムとして「ボム」があります。コレは、メインショットを打たないでいるとチャージされると言う、一般のチャージとはまったく逆のシステムになっています。回数制限などは一切なく、無限に放つことが可能となっていて、このボムをいかに使っていくかが、ゲーム運びの大切な鍵になってきます。

  このゲーム、全体4面で構成されていまして、最後のボスを倒すとエンディングが待っております。ちなみにラスボスの動きはこの世のものではない。ぜひその目で確かめよ!ラスボスも倒しエンドロールも終わって、「あー面白かった!また最初からやるかな・・・。」と思ってリセットボタンを押します。そしたらなんと、タイトル画面が炎上しています。そう。ここでプレイヤーは、「今までの死闘は前哨戦でしかなかった。」と気づかされる。凄まじい演出だ。

  裏面である通称「裏烈火」は、もう目も当てられない惨劇が繰り広げられる事となる。敵・敵弾は数倍に膨れ上がり、ステージ数も多い。しかも、最終面のBGMがタイトルBGMと同じなのである。もうすでに、芸術の域・様式美としか言いようがない。

  加えて、意外に知られていませんが、ナグザットが主催した「サマーカーニバル」と言う、ハドソンのゲーム大会「キャラバン」と似た形態のゲーム大会がありました。その第二回大会の公式ソフトが、今烈火と、PCエンジンでリリースされた、「サマーカーニバル'92 アルザディック」だったのです。(第一回'91年は「精霊戦士スプリガン」・第三回'93年は「ネクスザールスペシャル」共にPCエンジンでリリースされている。)

  未だかつてこのようなゲームがあっただろうか・・・。まさしくこの「サマーカーニバル'92烈火」は、「ゲーム史に残る超大作である。」私は生きてる間に、このゲームに出会えたことを本気で光栄に思う。このゲームを世に送り出してくれた開発スタッフたちに心から感謝をしたい。「ありがとう・・・。」
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